大島石と経年進化2
森の国に棲む古風な和漢★
小田和比古ブログへようこそ★
本日も、大島石のお話です!
前回は、
伊予大島にある戦没者慰霊碑が、
大島石の経年進化を見るのにとてもよいという話をさせていただきました。
今回も引き続き慰霊碑を例に取りまして、
大島石の表情を決定付けるに重要なお話です!
まずはご覧になっていただきやしょう(笑)
※正面から表文字ごと撮影することをお許しくださいm(_ _)m
ご覧の通りこれらの石塔には、
石そのものがもつ表情(流れ模様、斑※ふ)が見られます。
皆さんは、この模様を見て、どうお感じになられますか??
「味があって、なかなかいいじゃない。」
「古いお墓って、みんなこんな風になるの?」
「いま経っている輸入材のお墓には、あまりこういうのはないなあ。」
はたまたこんな声も聞こえてくるかも知れません。
「なんだ、こんな二級品を石塔に使いやがって、、、」
と。
こうして古いお墓を眺めて回るとき私がいつも感じるのは、
石本来の表情を生かした仕上げの石塔の方が、時間がたったとき素晴らしい風合いになる
ということです。
逆に石の表情を殺し、
多大なるムダを作りながら
何の模様もない肌だけを厳選した石塔は、時間が経ったときどうなるかというと、
極端にいえば
ただの風化した壁紙 のように見えるものがあります。
石は、工業製品ではありません。
人間が作りだすことも出来ません。
(実験はなされているようですが)
当然その表情も、
決して二つとして同じものの無い自然の石目です。
ならばそれを、排除するのではなく最大限に利用することも、良い選択なのではないかと思います!
そしてそれは、紛れもないエコ活動でもあります(#^.^#)。
次回は、大島石の石目についてもう少し掘り下げてお話してみたいと思います★
大島石産出元 石のやまにし
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