大島石と経年進化
森の国に棲む古風な和漢★
小田和比古ブログへようこそ★
今日は、大島石のお話です。
(^◇^)
先日伊予大島にある、
戦没者慰霊碑
を、改めて見学に行ってきました。
それぞれの竿石の側面に、
その英霊が、どこでどのようにお亡くなりになったかが記されてます。
その多くは日本に帰れず、戦地で亡くなられた方ばかりですので、
おそらくは遺骨は帰ってきておらず、
良くても何かの遺留品が収まっているくらいだと思います。
この方たちの尊い命の上に、
今の私たちの暮らしがあることを、
忘れてはいけませんね(^-^)!
さてこの慰霊碑、
大島石の経年進化
を知る、絶好のサンプルでもあります。
いつ建てられたものかまだ詳しくはわかりませんが、少なくとも何十年も経っていることは間違いありません。
この場所は海岸のそばで、
非常に塩気の多い場所であるにも関わらずこの石塔たちは、
まるで内側から発光するかのような青みを見せてくれます。
当時の磨き加工は、現在とは工程が違っていたでしょうから(おそらくは手磨き)、
今の新品の大島石が何十年経ったとき、
同じ表情になるかどうかはわかりません。
しかしこの石塔たちに一つ言えるのは、
経年により進化している
と思われることです(^O^☆♪
それは、
「出来た瞬間が最高に綺麗で、いかにその綺麗さを長く保つか」
という価値観ではなく、
「姿かたちは変えず、その表情を時代や風土に合わせて刻々と変えていく」
という価値観と思います(#^.^#)。
森羅万象は諸行無常、
世の中は流転し、ひとところに留まることはなく、常に変化し続けるものならば、
僕たち日本人には、後者の価値観のほうがしっくりくるのではないでしょうか(^-^)!
さらにこの石塔たちには、
重要な見どころがありますので、
その話はまた次回に!
大島石産出元 石のやまにし
お問い合わせはこちら⇩
フリーコール0800-700-1194
wap8024skrk@mx51.tiki.ne.jp
コメントを書く