優しさ
森の国に棲む古風な和漢★
小田和比古ブログへようこそ★
ある家族の話。
その家族は、父、母、長女、長男の四人家族です。
その日家族は、ある芸能プロダクションのパーティーに出席しておりました。
新旧入り混じり、沢山のスターが出席するそのパーティーですが、
その時人気のある俳優のテーブルには、自然と沢山のファンが殺到します。
しかし、芸能界とは厳しいもの、
あまり人気のない俳優のテーブルには人は集まらず、酷な状況となります。
その日もある女優が、
ひとりぽつねんと、自分のテーブルに取り残されてました。
彼女は、10年ほど前には第一線で活躍し、人気絶頂だったのですが、
現在では若い後輩に追い越され、
テレビにもあまり登場しなくなってました。
その家族でも長女、長男は、
年齢的にその女優の過去の栄光を知りません。
それでも、状況を理解した長女が口を開きました。
「ねえねえお父さん、あのひとのテーブルに行ってあげようよ。」
「ん、おう、おう、そうじゃのう、
そうしよう‼」
そこでその家族が、どんな会話をしたのかまではわかりません。
しかしきっと、
「行くところがないから」
とか、
「かわいそうだから来てやった」
という体では接してないはずです。
実際は、その通りなのだけれども。
女優も、家族も、
お互い状況を分かっていて、
それでいて、その痛いところには触れず、覆い隠すような楽しい会話をしたのかもしれません(#^.^#)
“優しい”って、どういうことでしょうか。
相手の苦しみを慮り、取り除くように対応すること。
そしてそこに、見返りを求めない行動ほど、心動かされます。
私にとって、
つい人に話したくなる、
ちょっといい話でした(^◇^)★
森の国墓苑
お問い合わせはこちら⇩
0800-300-1194
wap8024skrk@mx51.tiki.ne.jp
コメントを書く