大島石の中の山西

2012-05-21

森の国に棲む古風な和漢★
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本日も伊予大島からお届けします!

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この伊予大島の中で大島石を生業にする人たちの中には、

小田 性の方は結構いらっしゃいます。

その中には、親戚筋のものもあれば、そうでないものもありますが、

遠くではみんな繋がっていることでしょう(#^.^#)

ですから、県外のお取引先様にとってみると、

えっ?苗字が山西なんじゃないの?」とか

なんで小田石材じゃないの?」

といった声をよく頂戴します(笑)

はい、つまり山西というのは、
いわゆる屋号なんですね★

山西の採石場は、
大島石でも最も良質とされる余所国地区の採石場の中で、一番端の辺りに位置しております。

※またその場所は、地獄谷と呼ばれます(((o(*゚▽゚*)o)))何かいかつい笑

その歴史は古く、確認できる限りでも
江戸後期くらいからの採石の実積があります!(◎_◎;)
※古い資料は、火事で燃えてしまったとのことです。

その歴史のなかには、面白いエピソードも多くあります。
それはおいおいご紹介させていただこうと思いますので、是非お楽しみに!

さて僕がこの業界に携わってからこれまで、
色んな大島石を見てきましたが、
僕が得た山西の石に関しての特徴をまとめますと、

1 堅い
2 経年変化に強い、艶持ちがいい
3 石目は均一過ぎないが、奥行き深い
4 色の濃さは、”黒”よりも”青”寄り

といった感じです★
1、2は、おおむね大島石全般に言えることですが、
3、4に関しては、ウチらしさの部分かなと思っております(#^.^#)

通好み、玄人好みの趣もありますね★

展示場で眺めるより、
実際に墓地に据わったときのムードが最高ですよ‼

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ほしたら(それでは)今日はこの辺で★

大島特級山西 伊予大島大山石 取扱窓口
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不死鳥の石

2012-05-20

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ますます充実中!「小田和比古と石」カテゴリーいきます★

昨日は、岡山県は北木島にて

不死鳥の石 北木石 を採掘する、

鶴田石材株式会社

鶴田様が来てくださいました\(//∇//)\

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森の国墓苑 合同供養墓前にて★

北木石は、古くから墓石、建築材に使われてきた石で、

歴史的建造物への使用事例は枚挙にいとまがないほどです!

その歴史的な重みは、他の国産材と比べても抜きん出ていると思います!

同じ、山と原石に向き合う者同士、
おおいに語らいましたd(^_^o)

やはりこれからはいま以上に、

メーカーを大切にせねばならないということ。

そして、僕たちの取り扱う石に関わる皆様とは是非とも、
共に幸せになっていきたいと思います。

僕たち採掘業者の仕事とは基本的に、

自然破壊作業でありますから、

そのマイナスの部分を補って余りある社会的貢献を果たせなければ、
石も浮かばれません(#^.^#)

国産材を大切に、
力を合わせて石材業を発展させていきたいと願う方には、

僕たち採石場は協力を惜しみません!

北木石、大島石の今後の展開に、
乞うご期待!*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・*

大島石の割り方

2012-05-17

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本日も引き続き、
小田和比古と石 カテゴリーですd(^_^o)

まずはご覧いただきましょう!

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大島石を採掘した後の、
壁面です。

下の方は石が詰まっていますが、
上の方になるとバサバサで、
見るからに製品化出来ない場所であったことが見て取れると思います!(◎_◎;)

大島石の原石は、わずか5%ほどしか、
製品にならないと言われておりますが、

写真上方の、いかにも製品にならない場所まで含めると、もはや5%もいかないと思います。

さて先のブログでもお話しさせていただいた通り、
原石には裂け目が入っております。
(写真下方の、石が詰まっている場所でも、よく見ると横にたくさんの裂け目があるのがわかると思います。)

この裂け目が多いほど、
製品化できる石の量は少なくなります。

しかし一方、この裂け目が都合よく入っていると、その部分を割るのが容易ということもいえます。
まあたいがいそううまくはいきませんがf^_^;)苦笑

理想をいえば、

とうふのような形で

ちょうど大型トラックで運べる限界

くらいの大きさに、
あらかじめ裂け目が入っていれば、
とても都合がよいのですが(笑)

そうは問屋が卸しません( ̄◇ ̄;)

というより、

自然が卸しません というべきでしょう(#^.^#)

大島石の表情

2012-05-16

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みんな大好き、大島石!
だいぶシリーズ化してきた、
小田和比古と石 カテゴリーですd(^_^o)

THE・大島石 の石目といえば、
一般にこんな感じ。

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ではこちらはどうでしょう\(//∇//)\

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不可解な模様になってますね(笑)

これはどういうことかというと、
石には裂け目(※地質学でいうところの摂理)
が入っておりまして、
その裂け目に沿って石を割ると、
このような表情をみせるのです。

裂け目 とはいっても、
完全にはがれているわけでもないものもあり、

いわば”石の組成の不均一な部分の連続”
がこのような現象を生み出します。

そして、
このような裂け目を利用して、
原石を効率よく割っていくのが、
山の職人の技術なわけです!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

その詳しい話は、また次回!

庵治ストーンフェア

2012-05-15

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行ってまいりました、

恒例の、 庵治ストーンフェア

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会場が広くて、全体を写せませんでした(苦笑)

石材業界でも、こと「お墓」に関する展示会としては、
やはりこの庵治ストーンフェアに尽きるのでは、と思います。

良い意味でも悪い意味でも、
業界の「今」を反映するフェアです!
d(^_^o)

今年も、横綱クラスの庵治石がたくさん展示され、輝いておりました!

それから会場をざっと見渡して僕が感じるのは、
ここ何年かの、万成石の躍進です★

様々な切り口でステージを広げ、独自の立ち位置をつくったと感じます‼

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自然石を利用した洋風の石塔★
まさにふたつとないお墓になります!

そしてわが大島石も負けてはおりません\(//∇//)\!

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大島石特級山西。

ひとくちに大島石といっても、
採れる場所によって、その質感は異なります。

山西の大島石は平均的に見て、
同等クラスの高級大島石の中では、

青みが強い 石ではないかと感じます。

色が濃い というよりは、 青い

展示場でみるのもいいですが、
実際に墓地に据わったときの雰囲気が素晴らしいですよ★

もしかしたら大島石の人気とは、
ちょっと掴みどころがない表現ですが、この

雰囲気 にあるのではないでしょうか。

日本全国、どんな墓地に据わっても、
墓地としての景観、風情を壊さずに馴染む。

もっと簡単に言えば、

お墓らしい

石ってことでしょうか(笑)

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この石塔は、愛知県に嫁入りが決まっているとのことです★

可愛がってもらいいよ〜(伊予大島弁)
※可愛がってもらうんだよ〜

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